ARCADIA
伝説のプログレバンド:エイジア(ASIA)の非公認ファンサイト
みんなはエイジアの良さを知らなすぎるっ!
製作者:えんじぇる。
2023/09/02更新
交流&連絡用掲示板
エイジア(ASIA)とは
主に1980年代から活躍した、元々有名なメンバーが結集したバンドで、えんじぇる。が生涯かけて好きなバンド。
注1:ここではオリジナルメンバーでのバンドを説明します。
注2:アイテム紹介画像はアマゾンでの紹介リンクになっています。
オリジナルメンバー
メイン・ボーカル、ベース Main Vocal&Base
公式サイト
ex.Roxy Music、Family、Uriah Heap、UK、Wishborn Ash
キーボード、コーラス Keybord&Chorus
公式サイト
ドラムス Drums&Percussion
公式サイト
ゲスト&サポートメンバー
メイン・ボーカル、ベース Main Vocal&Base
ギター Guitar 「Then&Now」に参加
公式サイト
ギター Guitar 「Then&Now」に参加
公式サイト
キーボード Keybord 「Then&Now」に参加
ギター Guitar 「Live In Moscow」に参加
鮮烈なデビュー
そのデビューシングルが発売されたのは1982年。各々が既にプログレ畑を歩んできた4人が結集。曲のタイトルは「ヒート・オブ・ザ・モーメント/Heat of The Moment」。
曲調は8分の6拍子から4分の4拍子に変わる変拍子曲。あくまでもプログレらしさを残しながら、プログレファンのみならず、多くの音楽ファンの心にアプローチした。
VIDEO
デビューアルバム「詠時感/ASIA」 (1982)
Heat Of The Moment
Only Time Will Tell
Soul Survivor
One Step Closer
Time Again
Wildest Dreams
Without You
Cutting It Fine
Here Comes The Feeling
Disc 1(CD)
Heat Of The Moment
Only Time Will Tell
Soul Survivor
One Step Closer
Time Again
Wildest Dreams
Without You
Cutting It Fine
Here Comes The Feeling
Ride Easy
Disc 2(LP)
Heat Of The Moment
Only Time Will Tell
Soul Survivor
One Step Closer
Time Again
Wildest Dreams
Without You
Cutting It Fine
Here Comes The Feeling
Ride Easy
Disc 3(DVD)
Heat Of The Moment
Only Time Will Tell
Soul Survivor
One Step Closer
Time Again
普通にジャケ買いしちゃいそうなイラストは、
それまでYESのアルバム・ジャケットを描いていたロジャー・ディーンのもの。
それは西洋風のトカゲ型龍ではなく、東洋風の蛇型龍(ドラゴン)だった。
エイジアと名乗るだけあって採用されたんだろうと想像できた。
中身はいわゆる「捨て曲」はなく、どの曲もオリジナルな魅力が満載だった。
デヴュー曲の#1、ヨーロッパの「ファイナル・カウント・ダウン」と比較される#2、初期のソング・ライティング・コンビのウェットン/ハウの曲#4、#7、#9。
右の写真は2012年発売の「詠時感/ASIA」30周年記念BOXで、CD+LP+DVD+Tシャツが入っているが、現在は非常に入手困難。
特典DVDには日本版限定のボーナス映像が収録されている。
「ASIA」からのえんじぇる。のベスト・カット「Only Time Will Tell」
VIDEO
2nd アルバム「アルファ/ALPHA」 (1983)
Don't Cry
The Smile Has Left Your Eyes
Never In A Million Years
My Own Time(I'll Do What I Want)
The Heat Goes On
Eye To Eye
The Last To Know
True Colors
Midnight Sun
Open Your Eyes
実はえんじぇる。がエイジアを知ったのはこのアルバムのファーストカット曲「Don't Cry」からでした。
いきなり荘厳なイメージのギターイントロから始まり、そのまま自然にジョン・ウェットンのボーカルが入る。
これ以降、エイジアのアルバムはAから始まりAに終わるのかとファンは、どんなタイトルになるのか期待したものだ。
アルバム完成直前にわずか5分で作られたという#1、「ホルスの目」を想起させる#2、#6、#10、
えんじぇる。の好きな隠れた名曲#3、抒情的に歌い上げられる#4、その後、パーマーのソロによく使われた#5、と捨て曲はない。
「ALPHA」からのベスト・カット「ドント・クライ/Don't Cry」
VIDEO
「ALPHA」からのえんじぇる。のベスト・カット「Never In A Million Years」
VIDEO
ウェットン不在の日本武道館公演 (1983)
Disc 1(CD)
Time Again
The Heat Goes On
Here Comes The Feeling
Eye To Eye
Steve Howe's Solo
Only Time Will Tell
Geoffrey Downes's Solo
The Smile Has Left Your Eyes
Wildest Dreams
Carl Palmer's Solo
Heat Of The Moment
Soul Survivor
Cutting It Fine
The Heat Goes On
Here Comes The Feeling
Eye To Eye
Steve Howe's Solo
Only Time Will Tell
Open Your Eyes
Geoffrey Downes's Solo
The Smile Has Left Your Eyes
Wildest Dreams
Carl Palmer's Solo
Heat Of The Moment
Soul Survivor
Disc 2(CD)
Time Again
The Heat Goes On
Here Comes The Feeling
Eye To Eye
Steve Howe's Solo
Only Time Will Tell
Geoffrey Downes's Solo
The Smile Has Left Your Eyes
Wildest Dreams
Carl Palmer's Solo
Heat Of The Moment
Soul Survivor
Day Light
Disc 3(DVD)
Time Again
The Heat Goes On
Here Comes The Feeling
Eye To Eye
Steve Howe's Solo
Only Time Will Tell
Open Your Eyes
Geoffrey Downes's Solo
The Smile Has Left Your Eyes
Wildest Dreams
Carl Palmer's Solo
Heat Of The Moment
Soul Survivor
Cutting It Fine
The Heat Goes On
Here Comes The Feeling
Day Light
もちろん、当時、エイジアが日本にやってくるんだとワクワクしたものだが、まさかの直前にジョン・ウェットンからグレック・レイクへのボーカル変更。
「ALPHA」発売が1983年7月、日本武道館公演同年10月。
どう考えても、急ごしらえのバンド。一体、何があったのか。
しかし、やはりえんじぇる。にとっては、エイジアは「ウェットンありき」だったので、未だにこの公演に興味ががわかないままでいる。すいません。
3rd アルバム「アストラ/ASTRA」 (1985)
Go
Voice Of America
Hard On Me
Wishing
Rock and Roll Dream
CountDown To Zero
Too Late
Suspicion
After The War
武道館公演後、ウェットンのバンド復帰に押し出されるように、スティーヴ・ハウが抜けた状態で作られたアルバム。
ハウに交代してギターを担当したのはマンディー・メイヤー。
交代はとても残念だったが、そのせいか、アルバムの売り上げは全二作にまるで及ばず、えんじぇる。も「曲は良いのに何故なんだ」と思ってしまった。
1曲目の「Go」からどれも粒よりの曲が続く。#2、#5、#9でのびやかなウェットンのボーカルが歌い上げられる。
その他も、プログレファンの心の琴線に触れる曲ばかり。シングルカットされても良かった#3、#4、#7。
しかし、そこが問題だったのかも知れない。
コアなプログレファンからはロックファンに媚びてると思われ、普通(?)のロックファンからはメンバーからして、
そもそも「誰それ」状態なメンバー編成だったのか。曲自体もキャッチーなメロディもプログレ風味のメロディアスロック。
もちろん、えんじぇる。はそのプログレ風味のロックが一番わかりやすく、心に染みるものだったのだ。
このアルバムも「捨て曲」はないのに、売り上げが上がらなかった理由が未だにわからない。
「ASTRA」からのベスト・カット「ゴー/Go」
VIDEO
「ASTRA」からのえんじぇる。のベスト・カット「Hard On Me」
VIDEO
「ASTRA」からのえんじぇる。のベスト・カット「Too Late」
VIDEO
幻のアルバム・タイトル「ARCADIA」
確か「ASTRA」だったと思うが、当初、アルバム・タイトルは「アーケイディア/ARCADIA」だったものの、
ちょうどその頃、デュラン・デュランのメンバーによるプロジェクト・バンド「ARCADIA」がデビューしたために「ASTRA」になった。
4th アルバム「ゼン&ナウ/Then&Now」 (1990)
Only Time Will Tell
Heat Of The Moment
Wildest Dreams
Don't Cry
The Smile Has Left Your Eyes
Days Like These
Prain 4 a Miracle
Am I In Love?
Summer(Can't Last Too Long)
Voice Of America
このアルバムを4枚目とするかは、決して完全なオリジナルアルバムとは言えない。
LPではA面(死語)は前3作からのベスト曲、B面は一応、新曲が並ぶ。
とは言え、その後、その3曲がライブのセットリストに組まれたことはたぶんほぼない(?)。
曲調もそれまでの派手な感じもなく、軽めの極めて普通(?)の曲が並んでいる。
「Then&Now」からのベスト・カット「Summer(Can't Last Too Long)」
VIDEO
ライヴ・アルバム「ライヴ・イン・モスクワ/Live In Moscow」 (1991)
Disc 1(CD)
TIME AGAIN
SOUL SURVIVOR
DON'T CRY
CUTTING IT FINE
VIDEO KILLED THE RADIO STAR/MAJESTY(キーボードソロ)
ONLY TIME WILL TELL
ROCK AND ROLL DREAM
RENDEZVOUS 6:02
STARLESS
BOOK OF SATURDAY
THE SMILE HAS LEFT YOUR EYES (PARTI & II)
Disc 2(CD)
DAYS LIKE THESE
THE HEAT GOES ON (ドラムソロ)
GO
HEAT OF THE MOMENT
OPEN YOUR EYES
KARI-ANNE (STUDIO TRACK)
Disc 1(DVD)
Only Time Will Tell
Soul Survivor
Baby Blue(ピアノソロ)
Days Like These
Rendezvous 6:02
The Heat Goes On
Book Of Saturday
Praying 4 A Miracle
Go
The Smile Has Left Your Eyes
Open Your Eyes
Heat Of The Moment
Disc 2(CD)
Only Time Will Tell
Soul Survivor
Baby Blue(ピアノソロ)
Days Like These
Rendezvous 6:02
The Heat Goes On
Book Of Saturday
Praying 4 A Miracle
Go
The Smile Has Left Your Eyes
Open Your Eyes
Heat Of The Moment
その当時の初のライヴ・アルバムにして、ウェットンが去る直前の発売だったこのアルバム。
「ASTRA」のマンディー・メイヤーから、さらにパット・スロールをギタリストに迎えてのライヴ。
えんじぇる。的には実際には他のオリジナル・メンバーが参加していないボーナス・トラック「Kari-Anne」が目当てで買ったもの。
しかし、右の写真は2019年に「All Access All Areas」シリーズでの再発盤で、ボーナストラックは収録されていない。
「Live In Moscow」のボーナス・カット「Kari Anne」
VIDEO
もう一つのエイジア
わずか3枚のオリジナルアルバムを残し、ジョン・ウェットンがバンドを去る。
その後はジョン・ペインをボーカルにして、専らジェフリー・ダウンズのプロジェクトバンドとして、エイジアはそのプログレと普通(?)のロックとの境界線を歩んでいた。
ジョン・ウェットンのいないエイジアはやはり完全なエイジアではなかった。
(ANOTHER ARCADIA )
公式ブートレグ集
基本的にブートレグって公式ではないものを言うのだろうけど、エイジアにはなぜか「公式」ブートレグが山ほどある。
それはジョン・ウェットンがいるいないに関わらず、数限りなく発売されていた。
エイジア脱退後のジョン・ウェットン
一体、何がどうなってウェットンがバンドを去る羽目になったのか、イチファンのえんじぇる。にはわからないが、
エイジアは「もう一つのエイジア」として存続していく。
そんな中、ウェットンはソロでの活動を余儀なくされていく。
あちらのバンドに参加したり、こちらのセッションに参加したり。
えんじぇる。としては「ウェットンのいないエイジア」にはあまり興味がもてなかった。
この間のウェットンの活動については、上記2作の本に詳しく書かれている。
ソロとしてキャリアを積んだジョン・ウェットン
もうほとんど廃盤になっているが、ソロ名義でアイテムを残している。
ウェットン・ソロでのえんじぇる。のベスト・カット「Battle Lines」
VIDEO
ウェットンが歌い上げる珠玉の名曲
ウェットンのドキュメンタリー
VIDEO
日本語字幕出ます
オリジナルメンバー再結集への布石
再結集への最終段階としてはウェットンとダウンズのユニット、アイコン/Iconがあげられると思う。
そのことにより、ファンにオリジナル・エイジア復活への期待を持たせた。
既に2枚目の「ルビコン/Rubicon」は完全に入手困難になっているが、アイコンは3枚のオリジナル・アルバム、2枚のライヴ・アルバムを作った。
ICON名義での1stは2005年、2ndが2006年、スタジオ・アコースティック・アルバムが2006年、ライブ・アルバムの1、2枚目が2006年、3rdがなんと2017年。
エイジア再始動後も平行活動していたアイコン/Icon (2017)
Disc 1(CD)
CountDown To Zero
Go
I've Come To Take You Home
Twice the Man I Was
Elstree
Voice of America
The Die Is Cast
To Catch a Thief
Starless
Disc 2(CD)
Paradocs/Let Me Go
Raven
True Colours
Heat of the Moment
Rubicon
Don't Go Out Tonight
My Own Time
Days Like These
In the End
Rock and Roll Dream
Disc 3(DVD)
CountDown To Zero
Go
I've Come To Take You Home
Elstree
Voice of America
The Die Is Cast
To Catch a Thief
Starless
Paradocs/Let Me Go
Raven
True Colours
Heat of the Moment
Rubicon
Days Like These
In the End
Rock and Roll Dream
Hugh McDowell Cello ex.ELO
公式サイト ※2018年死去
Anne-Marie Helder Vocal&Flute ex.Panic Room
公式サイト
Dave Kilminster Guitar&Chorus
公式サイト
エイジア再始動後も、ウェットンとダウンズにはアイコン/Iconとしてのやり残し感があったのだろうか。
確かにプログレ界隈はリユニオンが続いていたし、ハウにはYES、パーマーにはELPという明確な「還る場所」があった。
しかし、ウェットンとダウンズにはそれがなかったのかも知れない。
そこで旧友とセッションしたくなったのだろうか。
収録年月は2009年2月、場所は教会らしく、そのせいか、ウェットンが歌い上げる曲が多いセットリストになっている。
珍しく女性とのツインボーカル曲「To Catch a Thief」は讃美歌を思わせる曲で必聴モノ。
Iconでのえんじぇる。のベスト・カット「To Catch a Thief」
VIDEO
ベスト・アルバム「エイジア・ゴールド/ASIA GOLD」 (2005)
Disc 1
Heat Of The Moment
Only Time Will Tell
Soul Survivor
One Step Closer
Time Again
Wildest Dreams
Without You
Cutting It Fine
Here Comes The Feeling
Ride Easy(アルバム未収録)
Don't Cry
The Smile Has Left Your Eyes
Never In A Million Years
My Own Time(I'll Do What I Want)
The Heat Goes On
Eye To Eye
The Last To Know
True Colors
Disc 2
Midnight Sun
Open Your Eyes
Day Light(アルバム未収録)
Lyin' To Yourself(アルバム未収録)
Go
Voice Of America
Hard On Me
Wishing
Rock and Roll Dream
CountDown To Zero
Too Late
Suspicion
After The War
Am I In Love?
Summer(Can't Last Too Long)
Prain 4 a Miracle
Days Like These
ほぼ「過去のアーティストのベスト盤シリーズ」の「GOLD」。
ああ、エイジアも過去なんだなと思ったものだ。
とは言え、たった3作のアルバムしかなかった「ウェットンの」エイジアは、そのアルバム3枚分の
オリジナル曲を時系列に沿って、それにアルバム未収録曲を加えて、このアルバムに収録させることができた。
なので、オリジナル・エイジアを全く知らない人はこのベストアルバムを聴くことで、充分エイジアを知ることができると思われる。
ただ、発売はジョン・ペインズ・エイジアの実質的に最後のアルバム「サイレント・ネイション/Silent Nation」(2004年発売)より後なので、
ジョン・ペインズ・エイジアは完全に無視された形になっている。
「ASIA GOLD」にも未収録のエイジア名義の曲「Gypsy Soul」(1987)
VIDEO
シルヴェスタ・スタローン主演の映画「オーバー・ザ・トップ/Over The Top」サントラにエイジア名義で収録されているが、実際にはジョン・ウェットンのソロらしい。
ライヴ・アルバム「ファンタジア/FANTASIA Live In Tokyo」 (2007)
Disc 1
Time Again
Wildest Dreams
One Step Closer
Roundabout
Without You
Cutting It Fine
Intersection Blues(Howe's solo)
Fanfare For The Common Man
The Smile Has Left Your Eyes
Disc 2
Don't Cry
The Court Of The Crimson King
Here Comes The Feeling
Video Killed The Radio Star
The Heat Goes On~(in.cPalmer's solo)
Only Time Will Tell
Soul Survivor
Ride Easy
Heat Of The Moment
Time Again
Wildest Dreams
One Step Closer
Roundabout
Without You
Cutting It Fine
Intersection Blues(Howe's solo)
Fanfare For The Common Man
The Smile Has Left Your Eyes
Don't Cry
In The Court Of The Crimson King
Here Comes The Feeling
Video Killed The Radio Star
The Heat Goes On~(in.cPalmer's solo)
Only Time Will Tell
Soul Survivor
Ride Easy
Heat Of The Moment
Interviews with Asia(ボーナス)
「詠時感/エイジア」の発売からおよそ25年、ついにウェットン、ダウンズ、ハウ、パーマーのオリジナルラインアップでのエイジアが再始動した。
その再結成後、初のアイテムは東京でのライヴ・アルバムだった。タイトルは「ファンタジア/Fantasia」。
その名の通り、彼らは長い時を超えて、ファンの元にお祭りに帰って来てくれた。
タイトルの「A」で始まり、「A」で終わる伝統を破ったものの、「FANTASIA」の中に「ASIA」の綴りがある。
それは単純に嬉しかった。
しかし、正直、えんじぇる。は彼らが若い時の情熱を持っているとはあまり思えなかった。
当然、その演奏には期待をしなかった。
所詮、リユニオン(同窓会)のノリを感じるのが怖かったのだ。
だが、えんじぇる。はエイジアは「今」を感じるのではなく、いつも「次」を感じさせてくれるバンドだと思っていた。
とりあえず、復活した。さあ、どんどん「次(のアルバム)」を下さいと願ったものだ。
「FANTASIA Live In Tokyo」からのベスト・カット
VIDEO
5th アルバム「フェニックス/PHOENIX」 (2008)
Never Again
Nothing's Forever
Heroine
Sleeping Giant/No Way Back/Reprise
Alibis
I Will Remember You
Shadows Of A Doubt
Parallel Worlds/Vortex/Deya
Wish I'd Known All Along
Orchard Of Mines
Over And Over
An Extraordinary Life
I Will Remember You(Acoustic Remix)
さあ、お祭りは終り、「次」のアルバムだ。
オリジナル・メンバーでのエイジアの底力を聴こうじゃないか。
ところが、ラインナップを見ると、あれ?、ウェットン・ダウンズコンビの作った曲じゃないものもある?
いや、ちょっとそれは予想外で寂しいような。まあ、一曲くらいなら良いか。
なんて、確かに一曲目はエイジアだ、間違いない。
しかし、通して聴いてみると、、、うん?ううん?なんかどんどん薄まっていくエイジア感。
いや、逆にどんどん濃ゆくなっていく王道のプログレ感かも知れない。
仕方ない、この「次」を待とう。そう思った出来だった。
ただ、プログレ云々をのけて、「An Extraordinary Life」はウェットンの人生観が詰まってる気がしたものだ。
「PHOENIX」からのベスト・カット「Never Again」
VIDEO
ライヴ・アルバム「スピリット・オブ・ザ・ナイト/SPIRIT OF THE NIGHT」 (2010)
Only Time Will Tell
Time Again
An Extraordinary Life
My Own Time
Open Your Eyes
Fanfare For The Common Man
Here Comes The Feeling
Never Again
The Heat Goes On
Soul Survivor
Don't Cry
Heat Of The Moment
Starless(ボーナストラック)
Only Time Will Tell
Time Again
An Extraordinary Life
My Own Time
Open Your Eyes
Here Comes The Feeling
Never Again
The Heat Goes On
Soul Survivor
Don't Cry
Heat Of The Moment
In The Court Of The Crimzon King(ボーナストラック)
正式タイトルは「The Phoenix Tour Live In Cambridge 2009」ということなので、
前アルバム「Phoenix」をひっさげて回ったツアーだということです。
とは言え、そのアルバムから選曲されたのは「An Extraordinary Life」、「Never Again」の2曲だけ。
え?と思ったけど、やはりほとんど最初期のエイジア3作からの選曲です。では、新鮮味がないわけで、
やはり同窓会ノリ?と不安になったものだ。ただ、やはり「An Extraordinary Life」は名曲なのには間違いない。
2010年頃のライブ・カット「An Extraordinary Life」
VIDEO
「Spilit Of The Night」からのライヴ・カットは見つからず
6th アルバム「オメガ/OMEGA」 (2010)
Fingar On The Trigger
Through My Veins
Holy War
Ever Yours
Listen,Chidren
End Of The World
Light The Way
I'm Still The Same
There Was A Time
Drop A Stone(ボーナストラック)
I Believe
Don't Wanna Lose You Now
2年ぶりのオリジナル・アルバムは、真っ新な気持ちで聴こうと思った。
なぜなら、ラインナップがほぼ全てがウェットン・ダウンズの作だ。
やはりエイジアのソングライテイングはこの二人にかかっていると言っても過言ではない。
しかし、気になったのはこのアルバム・タイトル「OMEGA」。それはアルファから始まるギリシャ文字の最後。
そう、もう「次」は永遠に無くなってしまったのだと当時は思ってしまった。
#1は確かウェットンのソロ時代の曲だった気がする。
#3、#6は「ASTRA」辺りを思い出すエイジアらしい曲、#4はまるで讃美歌のように歌いあげる。
#5は長めのイントロから「ALPHA」くらいにポップに走り出す曲。
#7、#8、#10はウェットンのソロ時代を思わせる曲かな?
#9はなんかギター一本のアコースティックで聞きたくなる。
#11は明るめの「Then & Now」のB面を思わせる曲。
〆の#12はハウのギターが鳴きまくり、ウェットンが歌い上げる。
「OMEGA」からのベスト・カット「Listen, Children」
VIDEO
メロディアスでまさにエイジアらしい曲。
ライヴ・アルバム「レゾナンス/RESONANCE」 (2011)
Disc 1
I Believe
Only Time Will Tell
Holy War
Never Again
Through My Veins
Don't Cry
All's A Chord(Steve Howeソロ)
The Valley Of Rocks(Steve Howeソロ)
The Smile Has Left Your Eyes
Open Your Eyes
Disc 2
Fingar On The Trigger
Time Again
An Extraordinary Life
End Of The World
The Heat Goes On~(inc.ドラムソロ)
Soul Survivor
Heat Of The Moment
Go
Wildest Dreams(ボーナストラック)
Disc 1(CD)
I Believe
Only Time Will Tell
Holy War
Never Again
Through My Veins
Don't Cry
All's A Chord(Steve Howeソロ)
The Valley Of Rocks(Steve Howeソロ)
The Smile Has Left Your Eyes
Open Your Eyes
Disc 2(CD)
Fingar On The Trigger
Time Again
An Extraordinary Life
End Of The World
The Heat Goes On~(inc.ドラムソロ)
Soul Survivor
Heat Of The Moment
Go
Wildest Dreams(ボーナストラック)
Disc 3(DVD)
I Believe
Only Time Will Tell
Holy War
Never Again
Through My Veins
Don't Cry
All's A Chord(Steve How's Solo)
The Valley Of Rocks(Steve How's Solo)
The Smile Has Left Your Eyes
Open Your Eyes
Fingar On The Trigger
Time Again
An Extraordinary Life
End Of The World
The Heat Goes On~(inc.ドラムソロ)
Soul Survivor
Go
Heat Of The Moment
今回のライヴ・アルバムも正式タイトルは「The Omega Tour 2010」とはいうものの、
セットリストを見れば「OMEGA」から選曲されたのは3曲のみ。前々作「PHOENIX」から2曲。
タイトルを考えると、やはり新曲がプッシュされるべきではないかと、少し残念な気がした。
ただ、ウェットンのボーカルの「GO」でハウが弾いているのは、もしかしてレアなのかも知れない。
にしても、やはりハウはもはや「ギターの仙人」と言う風貌に驚く。
メンバーも歳相応な風貌だ。時間の切なさを感じる。
ウェットンがもし最初の4作以降もバンドにいられたら、と切なくなるものだ。
その点ではそう、「ASIA」の看板を守ってくれたジョン・ペインに感謝しなければいけないのかも知れない。
さて、「オメガ」の「次」はどうなるものかと思案した。
「REZONANCE」からのライブ・カット「Only Time Will Tell」
VIDEO
ライヴ・アルバム「ハイ・ボルテージ/HIGH VOLTAGE 2010」 (2014)
Only Time Will Tell
Wildest Dreams
One Step Closer
An Extraordinary Life
Time Again
Cutting It Fine
Without You
I believe
Here Comes The Feeling
Soul Survivor
Heat Of The Moment
Holy War(ボーナス・トラック)
Disc 1(CD)
Only Time Will Tell
Wildest Dreams
One Step Closer
An Extraordinary Life
Time Again
Cutting It Fine
Without You
I believe
Here Comes The Feeling
Soul Survivor
Heat Of The Moment
Holy War(ボーナス・トラック)
Disc 2(DVD)
Only Time Will Tell
Wildest Dreams
One Step Closer
An Extraordinary Life
Time Again
Cutting It Fine
Without You
I believe
Here Comes The Feeling
Soul Survivor
Heat Of The Moment
正式名称は「ハイ・ヴォルテージ・ライヴ 2010」で、2010年イギリスでの「ハイ・ボルテージ・フェスティヴァル 2010」での演奏を収録したもの。
なので、セットリストは初期3作から多くが選曲されている。どうやら「An Extraordinary Life」はライヴの定番になっているようだ。
「HIGH VOLTAGE」からのライブ・カット「Time Again」
VIDEO
7th アルバム「XXX/xxx~ロマンへの回帰」 (2012)
Disc 1(CD)
Tomorrow The World
Bury Me In Willow
No Religion
Faithful
I Know How You Feel
Face On The Bridge
Al Gatto Nero
Judas
Reno(Silver and Gold)(ボーナストラック)
Ghost Of A Chance(ボーナストラック)
I Know How You Feel(Midnight Mix)(ボーナストラック)
Faithful(Orchestral Version)(ボーナストラック)
Disc 2(DVD)
The Making of XXX(メイキング映像)
Face On The Bridge(PV)
Faithful(PV)
邦題とは言え、「回帰」だの終りを匂わせる言葉のチョイスはどうなんだろう。新曲は実質10曲。
まだオリジナル・メンバーのままだ、大丈夫(何が?)。「詠時感」発売からちょうど30年、円熟味を増した曲が並ぶ。
ジャケットにも再びアジア風のドラゴンが躍っている。「回帰」とは30年前のエイジアへの想いかも知れない。
#1、#2、#7、#8は静かなイントロから盛り上げるエイジア感満載で、納得。#3は疾走感。
#10はハウのギターが鳴きまくる。全般的に良くまとめられたアルバムだ。
えんじぇる。の「次を求める」感覚はこのアルバムで「追いついた」気がする。
「XXX」からのベスト・カット「Face On The Bridge」
VIDEO
バラードだけどきちんとプログレ風味。
「XXX」からのえんじぇる。のベスト・カット「Judas」
VIDEO
思わず、一緒に口ずさみたくなる良曲。
ライヴ・アルバム「XXX ライヴ・イン・サンフランシスコ 2012」 (2015)
Disc 1(CD)
Introduction
Only Time Will Tell
Wildest Dreams
Face On The Bridge
Time Again
Tomorrow The World
Ride Easy
Pyramidology(Steve Howeソロ)
The Golden Mean(Steve Howeソロ)
I Know How You Feel
Don't Cry
The Smile Has Left Your Eyes
Disc 2(CD)
Cutting It Fine
Holy War(inc.ドラムソロ)
An Extraordinay Life
Here Comes The Feeling
Open Your Eyes
Soul Survivor
Heat Of The Moment
Disc 3(CD)
Only Time Will Tell
Soul Survivor
Heat Of The Moment
Introduction
Only Time Will Tell
Wildest Dreams
Face On The Bridge
Time Again
Tomorrow The World
Ride Easy
Pyramidology(Steve Howeソロ)
The Golden Mean(Steve Howeソロ)
I Know How You Feel
Don't Cry
The Smile Has Left Your Eyes
Cutting It Fine
Holy War(inc.Carl Palmerドラムソロ)
An Extraordinay Life
Here Comes The Feeling
Open Your Eyes
Soul Survivor
Heat Of The Moment
日本盤ボーナス映像 2012年9月25日 東京公演/渋谷公会堂収録
Only Time Will Tell
Soul Survivor
Heat Of The Moment
正式なDVDの方の商品名は「エイジア・ライヴ・イン・サンフランシスコ 2012 - オリジナル・エイジア30周年&最後のツアー+2012年日本公演3曲追加収録【初回生産限定盤DVD/2CD+1CD(ボーナスディスク)】」なので、
結果的にスティーヴ・ハウが参加した最後のツアーとなった。ハウのソロ2曲と各曲のソロ部分の長さはエイジアとの惜別のメロディだったのかも知れない。
これまた「XXX」アルバムからは2曲のみの演奏だった。
ウェットン&ダウンズのみ演奏での#11、#12(PartⅠ)が切ない。
ピックを指に張り付けている様子で演奏するウェットンが痛々しい。
「XXX ライヴ」からのレア・カット「Ride Easy」
VIDEO
珍しい選曲だった。
ラスト・アルバム「グラヴィタス~荘厳なる刻/GRAVITAS」 (2014)
Disc 1(CD)
Valkyrie
Gravitas (i)Lento (ii)Gravitas
The Closer I Get Tto You
Nyctophobia
Russian Dolls
Heaven Help Me Now(i)Wings Of Angels (ii)Prelude (iii)Heaven Help Me Now
I would Die For You
Joe DiMaggio's Glove
Till We Meet Again
ボーナストラック
The Closer I Get Tto You(アコースティック)
Joe DiMaggio's Glove(アコースティック)
Russian Dolls(アコースティック)
Disc 2(DVD)
Valkyrie(PV)
The Making Of Gravitas
An Extraordinay Life(ライヴ)
Only Time Will Tell(ライヴ)
Heat Of The Moment(ライヴ)
またもやスティーヴ・ハウが脱退し、代わりに若者サム・コールソンを迎えて作成された結果的にラスト・アルバム。
伝統のエイジアらしい推しの#1、プログレらしい組曲形式の#2、#6、あんまり変哲のない曲#3、#4、ウェットンらしい抒情的な#5、Icon時代思わせるアップテンポの#7(1986年作曲)、
「ASTRA」辺りを思い出させる#8、なんだかYESの曲にありそうな#9。
DVDの後ろ3曲は、後の2017年に発売のライブ「Symfonia」(2013)に収録されるブルガリアのPlodiv Opera Orchestraとのコラボの様子だ。
全体的に70年代のプログレへの回帰、と言った感じのアルバム。エイジアファンとしては「エイジアらしさ」が物足りないかも知れない。
「GRAVITAS」からの推しカット「Valkyrie」
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1.5倍の速さで聴くと良い感じだった。
「GRAVITAS」からのえんじぇる。のベスト・カット「I Would Die For You」
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たぶんIconのアルバムに収録されてるんじゃなかったかなあ?